先輩のお宅にて《番外編》

お正月の話し。

親しくしてもらっている知り合いのお宅にお呼ばれした。

仕事はバリバリ、ルックスも性格も素敵な女性で、私の知る中で夫が唯一女性で認めている、というか頭の上がらないと思える方。

もちろん私も大好きで、気を抜くと甘えてしまいそうになる気っぷのいい姐さんだ。

いつも夫の実力を褒めてくれ、とても良い夫婦と言ってくれる。

 

美味しい料理にお酒をたらふくご馳走になり、話しの流れでまた憧れの夫婦と言ってもらったのだが、酔いも回り、ここ最近の勃発でストレスが蓄積していたこともあり、つい「そんなこともないです…」と不覚にも涙を流してしまった。

 

その後何とか帰宅。

夫が「そこまでだったとは知らず、ごめん」と謝った。

 

よく自己愛の人は謝らないというが、夫は翌日など後ではあるが、謝るのである。そして私にも謝れと強要する。それでなかったことにするのだ。

それじゃ傷ついた心がおさまらないと返すと、「話しを蒸し返すな」「終わったことをごちゃごちゃ言うな」とまたヒートアップしてくるので、毎度そこまでとなり、私の我慢のコップのメモリが上がる。

 

翌日お姉さんにメールで失態をお詫びすると、「今度話しを聞くよ」と言われ、また涙が…