モラハラ対策 その2

私と夫は同業者である。

私の方が風上の工程であるがゆえ、

不備があれば前工程のせい、自分のミスで間違えば

「人間だからそんな事もある」と、それはそれは自己都合での主張が激しい。


前提として、私の仕事は前工程のクライアントがどんなにダメでも

中間管理職のように前後全てのクレームを

一身に背負う役でもある。


だからこそ、これ以上理不尽な思いをしないように

モラハラ対策でもある極力一緒にいない、

接触しないように仕事を進めているのであるが

それでは全ての仕事を完結できない。


さらには、新しい仕事がくると、まず文句を言いたい夫。

マウントをとりたいちゃんである。


今回GWに新しい依頼が来た。

利益は少ないが、仕事がないより全然良い。

なにより、今は売上が足らず、貯蓄で回してるジリ貧現状である。


もちろん夫はお構いなし。自己愛特有の「俺が下に見られるのは我慢ならない」と

文句を垂れ流しながら仕事する。

嫌なら断ればいいのであるが、それもやらない。


長い得意先にも関わらず、当初話を聞いていたにも関わらず、

休み明けにケンカを売るような反論をすると

鼻息荒く捲し立てている。


こんな時、いつも私が間に入り、得意先に角が立たないように根回しし、

夫を煽てて何とかやってきたが、

もう同じことはやりたくないと心底思った。


疲れるし、なにより「こいつはわがまま言えば何とか帳尻合わせる便利なやつ」

と思われるのももうウンザリだ。

さらにはそのストレスを、仕事の難癖として押し付けてくる毎日。


自営業なので一蓮托生ではあるが、

経済的被害よりも、これからは自分を大切にすることにする。

ここで目先の利益を守っても、私の心はズタボロである。

なら、一人になっても、貧乏でも自分を大切にしたい。


各種動画や本で見てきたことが、少し身についているかも、と思った。

毒親アダルトチルドレンなど特に思わないが、

私も幼少期、または自分自身に問題ありだったんだろう。

そして、自己愛のように、ありのままの自分を認められないんだろう。


それが意識できるようになっただけでも良かった

と思う夜であった。

モラハラ対策その1

苦しみながらも日々は過ぎ、
その中で色々な対策を試している。

その一つが、モラハラ本も出版している
joeさんの対応策。
モラハラする人は、相手を選んでいる。
私はモラハラされてもいいやつと思われてるわけで、
戦わずにその役を代わる術を教えてくれる。
なによりもよいと思うところは、
具体的な対応を教えてくれるところだ。

心構えや考え方も大事だが、モラハラで理不尽に詰められている時は
その場の緊急対応が知りたい。

泣くのか、言い返すのか、謝るのか、はたまた家を出るのか。
一番効果のある、リアルなシーンでの対応策としては
joeさんの対応はとても参考になる。

そのほかも動画などで諸々学習してる最中だが、
とりあえずjoeさんはアメブロで記事を読み、メルマガを見てるだけで
考え方の指針になっていくような気がしている。

モラハラ記録 5歩目《電車編》

私が窓口になっている仕事で、二人で客先へ打ち合わせに行くことになった。

その前夜、夫が「○分発の電車に乗れば間に合う」というのを聞いて、念のため自分でも乗り換えを調べた。夫は時間ギリギリに行くタイプなので、私の足では間に合わないかもしれないからだ。

 

案の定、最寄りの駅から建物まで私が歩いて15分かかるところ、8分の余裕しかない。よく行く場所だから誤差はないはず。

「私は足が遅いから、その前の電車で行くよ」と伝えると、みるみる機嫌が悪くなり、「そんなに時間は掛からない」「歩けないはずがない」「いったいどれだけ時間が足りないんだ」と矢継ぎ早に詰められる。

どう考えても間に合わず、持病もあり走り続けるのは困難なので、「私は1本前で行くから」と譲らなかった。すると「もういい、俺は行かない!」と声高に言い放った。

なので「分かった」といって私は寝た。

 

本当に行かないなら、得意先には急病とか言えばいいし、作業は別の人をアテンドすればいい。言うだけ番長で気が小さいので、実行できないとも思う。

 

翌日、極力普通な感じで支度していたら、夫も普通な対応をしてきた。私が出る時に「今日はどうするの?」と聞くと、「いかなきゃダメなのか」というので、「約束はしてるけど、首に縄付けて引っぱっていくわけにもいかないから」と返すと、「じゃ、俺の予定通りに行く」となった。

この後、得意先の担当者の態度が気に入らず、くってかかったことはまた別の機会に。

 

 

ちなみにこの「もう行かない!」発言は、最近のお気に入りだ。

バリエーションの「もう二度とやらない」もある。

プライベートであれば引かない私も、仕事なら私が折れないと得意先に迷惑が掛かることを知っている。

 

ネットや動画で知識を得る前は、「社長なのにどれだけ幼稚なんだよ」「仕事放棄して、社会人としてどうよ」と怒りも湧いていた。だが、どんなに考えても夫は変わらないし、子どもがスーパーで寝転がり、だだをこねているの同じ。と最近分かってきたので、真に受けないことにした。

 

 

幼稚すぎる…

先輩のお宅にて《番外編》

お正月の話し。

親しくしてもらっている知り合いのお宅にお呼ばれした。

仕事はバリバリ、ルックスも性格も素敵な女性で、私の知る中で夫が唯一女性で認めている、というか頭の上がらないと思える方。

もちろん私も大好きで、気を抜くと甘えてしまいそうになる気っぷのいい姐さんだ。

いつも夫の実力を褒めてくれ、とても良い夫婦と言ってくれる。

 

美味しい料理にお酒をたらふくご馳走になり、話しの流れでまた憧れの夫婦と言ってもらったのだが、酔いも回り、ここ最近の勃発でストレスが蓄積していたこともあり、つい「そんなこともないです…」と不覚にも涙を流してしまった。

 

その後何とか帰宅。

夫が「そこまでだったとは知らず、ごめん」と謝った。

 

よく自己愛の人は謝らないというが、夫は翌日など後ではあるが、謝るのである。そして私にも謝れと強要する。それでなかったことにするのだ。

それじゃ傷ついた心がおさまらないと返すと、「話しを蒸し返すな」「終わったことをごちゃごちゃ言うな」とまたヒートアップしてくるので、毎度そこまでとなり、私の我慢のコップのメモリが上がる。

 

翌日お姉さんにメールで失態をお詫びすると、「今度話しを聞くよ」と言われ、また涙が…

 

 

 

モラハラ記録 4歩目《ゴミ出し編》

とある休日。衣類の大掃除をした。

夫と私、独身時代からため込んでいた衣類は、ゴミ袋6袋分くらいあった。

 

さて、これをマンションのゴミ置き場へ持って行かなければならない。

夫の「これ何回か往復しなきゃダメだな〜」というセリフに

「2〜3回は必要だろうね」と答えたところ、勃発。

 

背景としては、日常の掃除(掃除機かけ、トイレ、洗面所)は私がしており、各部屋のゴミを集め、燃えるゴミ、燃えないゴミなど分別して、まとまったら袋を締めて玄関へ置く。するとそれを夫が玄関からゴミ置き場まで持っていく。

その流れで発した言葉だったが、これが勘に障った。

 

「おまえは何でも俺に押しつけている」「自分じゃ何もしない。何回捨てさせれば気が済むんだ」「今まで何度ゴミを捨てに行ったことがあるんだ」と始まったので、

「確かに捨てにはほとんど行かない。けどその分、ゴミ集めることろまでは私がしているよ」と返した。

 

当たり前だが、聞く耳は持たないので「いや、俺はゴミ集めもやってる。(事実と異なる)」「いったい何回やったというんだ」「あんたはいつも自分を正当化しようとする」「あやまらない」と大声でヒートアップ。

 

感情的にならないように相づちをうっていたが、いつものように「こんな事が起こるのは誰のせいだ」「おまえのせいだ。俺が悪いというのか」「気分が悪い」「あやまれ」のパターン。

でも私が事実と違う部分に対しては謝らない(手伝うよと言わなかった部分は謝るが、全面降伏しない)ので、夫はふて寝。

 

どうにか感情を押し殺し、夕食を作り、食卓に並べて声がけすると、いったんテーブルに着くが、「よくもこんな状況で食えるな」「何とも思わないのか」と始まる。

ネットや動画で情報収集したことを実践し、どうにか切り抜けたが、最終的には詰められて謝らされる。

 

…まだまだだな、自分。

 

 

余談だけど、この怒りパターンについてのカウンセラーさんの解説がとても腑に落ちた。面白いようにこの通りの反応をする。ので、少し心の余裕ができている気がする。

この動画を見て、夫はモラハラというより、自己愛性パーソナリティ障害なのだなと気付いた。

 

<自己愛さんの三段論法思考>

1. 私は正しい(いつもここからスタート)

2. あなたの行動は私の意に反する(不愉快にさせる)

3. ゆえにあなたは間違っている(意地悪。ひどい人だ)

それ以上、けしてわかり合うことはない。

 

※勝手に引用してしまいましたが、もしダメな場合は削除します。

www.youtube.com

モラハラ記録 3歩目《味付けアドバイス編》

わがままの権化に見える夫だが、良い点もある。

そののひとつが、料理をするところだ。

結婚した当時は何もできなかったが、褒めながら少しずつ育て、今はパスタと肉を焼くくらいはできるようになった。ついでに皿洗いなども教えた。

 

仕事は経理も兼任している私の方が忙しいことも多く、24時をまわって地元の駅に着くことも少なくない。仕事は終電で一旦切り上げ、一緒に帰ることが多い。

そんな日常だから、帰宅したらできるだけ早く夕食を済ませ、風呂に入り、最低限の家事をして寝るというサイクルになる。

なのでよくワーキングマザーの方が嘆いておられる「俺の晩飯は?」などと聞かれることはなく、夫が作る間に私は洗濯、夫が風呂に入っている間に食器を片付ける、など(一応)分業している。

 

その日は夫が気に入っているレシピの鶏を焼く料理を作ってくれた。

そしてその日はレシピに俺流のアレンジを加え、なかなかの美味しくない味になっていた。

気に入ると同じ料理を一週間に何度も作るのには閉口するが、作ってくれる物に対してけして否定しないようにしている。(当たり前か)

だが、その日は食後に感想を聞かれたので、「これはこれで悪くないけど、○○ベースの味に、△△はあんまり相性がよくないのかも。なぜなら…」

 

そこで怒り点火。

夫は自分でも美味しくないと思っており、「そうでもないよ。美味しいよ」と褒めてもらいたかったのは分かっている。

だが、けなすのではなく、料理の基礎知識として、調味料の組み合わせを伝えようとしたところ、「こんなに頑張っているのに否定された!」と受け取られ、点火した次第。

 

その後はお決まりの面倒なやりとりがはじまる。

「おまえが余計なことを言うからこんなことになる」「こんな気持ちにさせたのは、だれが悪いのか、俺か!」「おまえは賢いから、俺が何を言われたら怒るか分かっているはず、配慮しろ」など。

火に油を注がないように、自分がヒートアップしないように努めて対応したが、まとめると、夫がいつ、何の言葉で機嫌悪くなるかを察して発言しろ、ということであった。

 

 

王様か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モラハラ記録 2歩目 《友人へキレた編》

今日、夫が友人に対してキレた。

仕事関係で知り合った人で、長年夫のわがままにも付き合ってくれていたが、今回ばかりは見捨てられたかも知れない。

 

 

《今日のやりとり》

友人から電話がある

夫:友人の質問に対して横柄な受け答えをする

友:夫の性格は知ってるから、最初は受け流していた

夫:会話の中で気に入らない事を言われ、キレ出す

友:いつもは我慢してくれるが、今回は「あんた」呼ばわりされ、自分は悪くない、あんたがこうさせたと理不尽に詰められ、反論をする

夫:怒りが加速し、論点すり替え、あんたは賢いから分かってるはず、俺は元々こんな風だから変わらない、俺をこんな気持ちにさせて一言も謝らないのはどういう事だ! と攻め立てる

友:今まで我慢して来たが、そういう言い方はやめた方が良いと諭す

夫:何を言われても聞く耳持たず言い返す(いつもの調子)

友:再度粘り、そういう言い方はやめた方がいいと諭す。

夫:分からないならもういい!と投げる

友:そこまで肝の小さなやつだとは思っていなかった。あなたがそれでいいならもういいと電話切る

 

 

まるで自分と同じ怒りパターンで、そばに行って激しく肩を叩き会いたい気持ちだった。

私にばかりか、友人にも同じ事をするんだとしみじみ呆る出来事だった。